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【部活】 キャプテンが発揮すべきリーダーシップ「5つの秘訣」/「実力」だけでは動かない!?


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実力だけでは足りない!?

 
こんにちは。
いきなりですが、皆さんは理想のキャプテンというと、どんな姿を想像しますか?
 
・誰よりも練習に打ち込み、後ろ姿でチームをまとめる。
・チームの柱として活躍し、部員から信頼される。
・目標を掲げ、全員に指示を出す。それに部員が進んで協力する。

このようなイメージはありませんか?

このような理想のキャプテンとしてのリーダーシップを発揮できるのは
その人に競技者としての実力があるからだと思われがちです。
私も、そのように思っていました。
そして中学・高校と2度の失敗を経験しました。

それから何年かの時が経ち、
私はある時に、社会人のリーダーシップと出会いました。
そして驚愕しました。今までの固定観念が崩されました!

これは使える!過去の自分に教えたい!
世の中のキャプテンたちに伝えたい!
そう思い、この記事を書くことを決意しました。

伝えたいのは1つだけです。
「リーダーシップ=実力」なんかではありません。
キャプテンとして、リーダーシップを発揮するには
たった5つの秘訣を意識するだけで良かったのです!
 
 
 
◎目次

  • ・間違ってしまうキャプテンたちへ
  • ・それでは、何が必要か?
  • ・5つの秘訣
  • ・最後に ~リーダーシップはいつ役に立つのか~

 
 
 

実力を示す=尊敬されるリーダーになれる!?間違ってしまうキャプテンたちへ

confused

キャプテンとは難しいポジションです。
人生経験にほとんど差がない同世代の中で
いきなり「リーダー」となってしまいます。

指示を出す。チームを盛り上げる。
そのほかにも多くの役割を担います。
「部員が慕い、信頼し、自らの意志を持って動く。」
そんなリーダーシップのあるキャプテンになるために
 
・試合で実力を見せる。
・言葉では語らず、誰よりも練習に打ち込む。
・強い言葉と大きな声で指示を出す

 
などしていませんか?
 
実はそれ、間違っています。
 
 
 

実力が要らない? それでは何が必要か?

 
 
personality

ズバリ!それは人間性です。 
リーダーシップに、実力や声の大きさなど要りません。
なぜなら、部員達が見ているのは人間性であるからです。

実力をつけるための努力は素晴らしい事ですが、
部員が評価するのは、競技力ではなく、努力する姿勢です。
いち選手としての行動に加えて、
目標設定と達成計画、指示の出し方、ピンチでの振る舞い。
このような行動で、優れた人間性を見せることで、
キャプテンのあなたへの信頼は生まれるのです。

そこで!
部員の心をつかみ、信頼を得ることができる
リーダーシップ「5つの秘訣」を紹介したいと思います。

 5つの秘訣
 
 
 

1 誰よりも高い大志を掲げる

  
1つ目は目標設定です。
部員の誰にも負けない大志を抱くことで、志の高い人間であることを示しましょう。
「大志」とは野望・理想・夢を大きく持つことです。
これは勝ち負けに限りません。
 
「感動させる」
「誰よりも楽しむ」
「観客を魅了する」 
これらも立派な志です。

具体的な名詞や数字を入れると良いでしょう。
【悪い例】=抽象的
全国出場
【良い例】=具体的
来年7月に開かれる〇〇大会県予選で3位以内に入る。
そして8月に地元で開かれる全国大会に出場する。

 
大志を抱くだけでは足りません。
全員に伝えましょう。
紙に書いて張るのもよいでしょう。
 高い志を示し、目的地を共有する。
これがリーダーシップ1つ目の秘訣となります。

※ちなみに、そんな目標達成に力を貸してくれるWebサービスは世にたくさんあるので活用してみると良いと思います。

例:学生サークルや部活、学生団体のスポンサーマッチングサービス:アシナガ→http://ashinaga.fun/
 
 

2 達成するための方針を持つ。

 
大志を定めたら、実現させるための方針を決めましょう。
計画性のある人間であることを示すのです。

 
大志を抱いても、何となく毎日の練習を行うのでは、
部員はついて来ません。
実現のための方針を具体的に持ちましょう!
【一例】・どのチームよりも基礎を大事に練習する。
    ・試合数を多く行い、体力と戦術を磨く
    ・学年の枠を超え、競争する。

言葉だけではなく、計画性もあると証明することで、自主性が生まれます。

方針を知った部員たちに、自らすべき行動が見えてくるのです。 
【一例】部員へ「試合数を多く行い、体力と戦術を磨く」方針が伝わる。
       →部員A「本番で発揮すべき戦術のレベルを上げよう」と考え、プロの試合映像の鑑賞会を自宅で開く。 

 
このように方針を定めることで,すべきことを明確にする。 
その結果として部員が自ら考えて、行動できるようにする。
これがリーダーシップ2つ目の秘訣です。
 
 
 

3 なぜ?から伝える

 
3つ目は、指示をする際に不可欠な技術です。
共感できる人間だと示しましょう。
  
この技術とは
Why(=なぜ?何のために?)→what(=何をするか)の順番に指示を伝えることです。
これを行うことで、部員の心を動かし、自らの意志で練習に打ち込む状況にできます。

練習内容が理不尽だと感じるとき、
部員たちはキャプテンの指示に従う事へ拒否感を持ちはじめます。
「なんだよ偉そうに。」「基礎練習は飽きた。」
このように、したくないことを「キャプテンに指示されたから」実行している。
そんな関係は最悪です。成長が止まります。

 
さぼってしまった部員に
「目標と方針はこれだ。そのために走るべきだ」と正論を伝えても心には届かないのです。

なぜ?を先に伝えましょう 
なぜ?何のために? 大志(一例:大会で優勝)を達成したいのか。
なぜ?何のために? 厳しい練習を行うのか。体力をつけようとしているのか

 一例
「1つでも多く勝ち、このチームで喜びを分かち合いたい。同じ時間を過ごしたい。
そのために、大会を最後まで勝ち切る体力をつける必要があるんだ。 」

このように、Why=なぜ?何のために?を先に伝え、その後「すべきこと」を指示する。 
そうすることで、「指示されたから行動する」関係を脱し、
自分の意志で協力する関係を生みましょう。
 
 
 

4 一貫性を持つ

 
一貫性を持つとは?
時間が経ち、状況が変わっても、「大志」「方針」をぶれずに示し続けることです。

 
どんなに高い目標も、どんなに素晴らしい方針も
共感を生む「なぜ?」も、
毎日、毎週のようにガラリと変わっていてしまえば魅力は半減します。
反省や改善は大切ですが、頻繁に変えるのは練習内容にとどめましょう。
 
難しいから目標を変える。
負けたから方針を変える。
これではあなたを、部員は信用しません。
 
チームが困難に陥った時にこそ、
3つの秘訣で上げた「大志」「方針」「なぜ?」を再確認し、伝え直す。

このように一貫性を持ち、部員たちに「不屈さ」を示しましょう。
 
 
 

5 ぶれない明るさで行動する

 
5つ目はチームがピンチの時に発揮すべき秘訣です。
いかなる状況でも焦らず気負わず、いつもと変わらない姿を見せる。
これであなたの「図太さ」を示しましょう。

 
試合中チームの調子が悪い時、敗戦後の練習で活気がない時。
普段はしない行動をしてしまいがちです。 
【一例】あと少しで負けそうな試合。負けた試合の後の初めての練習。
・いつもより落ち込んでいる様子を見せる。
・いつもより明るくしようと、無理をする。

  
これではいつもと違うという事を明確に認識させてしまい、
さらなる不調へと引き込みます。
キャプテンがそれではいけません。
「チームの状況が悪い時も、いつもと同じ様子を見せるべし。」です。
 
チームのピンチは、キャプテンにとって最大のチャンスでもあります。
ぶれない明るさで行動し、あなたの「図太さ」を見せ、信頼を固めましょう。
 
 
 
〈5つの秘訣 まとめ〉
5つの秘訣まとめ

5つの秘訣で「高い志・計画性・共感・不屈さ・図太さ」を示す
⇒部員との協力関係・尊敬と信頼をされる⇒リーダーシップの発揮

 
 
 

最後に~リーダーシップはいつ役に立つのか~

leadership
 

  
リーダーシップは社会で最も求められる能力です。 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからキャプテンになる方、もう一度チャレンジしたいと考えている方。
まずはぜひ1から取り組んでみてください。

また、関連記事として、こんなものも用意していますので是非読んで見てください!!

「サークル代表の3つの悩みと、3つのコツ / サークル運営や学生団体の運営」http://www.inden.ne.jp/dekiroute/archives/5822
 
そして、最後になりましたが、皆さんにお伝えしたい事実をもう一つ。
「5つの秘訣を押さえたリーダーシップ」は、
社会人3年目、キャリアアップをするのに役立ちます。

一般的な企業で、3年目は大きな転換期です。
この1年の結果により、次の配属へ上司による選別が行われます。  
また、一人前の行動が当然に求められ、1つの仕事を丸ごと任されることが出てきます。

 
ビジネスとは人を巻き込みチームで実行することが不可欠です。
その時、あなたの身につけたリーダーシップは、
成功と望むキャリアを歩む手助けを大いにしてくれるでしょう。
 

キャプテンとは大変なポジションです。
特別な報酬がもらえるわけでもなく、時には嫌われます。 
そんな過酷な道を選択した皆さんには、将来役立つ経験にしてほしい。
私は心から思っています。
 
キャプテンとは、誰もが得られる経験ではありません。 
5つの秘訣を活かしたリーダーシップを手に入れて
他の部員より一歩早くデキる大人へ成長しましょう。

この記事を書いた人

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kazuki sawada

インターン生/2016年10月入社/同志社大学法学部

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