「誠心誠意、真剣に取り組む」どんな会社にも共通する仕事の作法 / ケリコ 代表取締役 鈴木應太 | Dekiroute[デキルート]
インタビュー

「誠心誠意、真剣に取り組む」どんな会社にも共通する仕事の作法 / ケリコ 代表取締役 鈴木應太


ロースターで回転させながら焼き上げるローストチキン『墨国回転鶏』を看板料理とし、普段使いできるメキシコ大衆食堂という新しいジャンルを確立した株式会社ケリコ。現在、大阪市内に4店舗を展開し、東京への展開も準備されている同社の鈴木應太代表取締役にインタビューを行いました。
 

鈴木 應太 氏

株式会社ケリコ 代表取締役
1973年生まれ。兵庫県西宮市出身。アメリカ渡航を経て、1999年に自身の飲食店を開業。2004年、大阪・北新地にメキシカンレストランをオープン。2007年より、大阪・天満にオープンした『墨国回転鶏』の店舗展開に着手し、現在に至る。

 

カリフォルニアで得た手応えを信じ立ち上げたメキシコ料理店

–現在はどのような事業をされていますか?
メキシコ料理店の経営を行っています。ロースターで回転させながらジューシーに焼き上げる鶏の丸焼き『墨国回転鶏』を看板メニューに、現在は、大阪市内に天満、福島、茶屋町、そしてルクアイーレバルチカの4店舗を展開しています。

–創業のきっかけは?
もともと父が飲食店のオーナーをやっていたので、子どもの頃から「自分もいつかは飲食店の経営者になるんだろうな」と漠然と思っていました。なので、20歳のころ、調理師として社会人のキャリアをスタートしましたが、「いつかは自分で店舗を持ちたいな」と考えていました。

そして、どんなジャンルで店舗を立ち上げるか考えていくうちに、以前から気になっていたメキシコ料理に行き当たり、実際カリフォルニアに行ってメキシコ料理を学んだ結果、「日本でもやっていけるな」と手ごたえを感じたので、帰国して個人店を立ち上げました。
 

 

多彩な経験を積むことが、未知の料理ジャンルに挑む糧になる

–御社のスタッフに共通する特徴はありますか?
こんな言い方で良いのか分かりませんが、入社するまで遊びまくっていた人が多い気がします(笑)。世界中を旅行して回っていた人や、沖縄でサーフィンばっかりしていた人間が、流れつくような形で、当社にご縁いただきますね。

–なぜ、御社はそういった方に選ばれるのでしょうか?
色んなことやったからこそ分かる面白さが、メキシコ料理にはあるのかもしれません。メキシコ料理というのは、大半の人にとっては見たこともない珍しい料理です。そんなジャンルの料理を、自分で現地に学びに行き、自分の経験や感動を元に、サービスに繋げるのが当社の仕事です。そこに面白さを感じるには、多彩な経験積むことが必要なのではないでしょうか。
 
 

お金儲けではなくコンセプトから考える事業展開

–これからどのような事業を展開されていく予定ですか?
まだまだメキシコ料理という業態でやりたいことがあるので、5年以内を目途に、『墨国回転鶏』を10店舗まで展開したいと考えています。すでに東京1号店を渋谷に出店することが決まっているので、順調に関東でも展開していけたらなと考えています。

–店舗展開する上で大切にされていることはありますか?
「お金儲けで成功したい」という気持ちではなく、「来てもらったお客様を楽しませたい」という、飲食業・サービス業の本質的な部分は大切にしています。

飲食というのは、トレンドに左右されやすい業界です。実は、去年メキシコ料理ブームがあって、当店にもよく取材依頼が入りました。しかし、例えば「次は肉バルブームが来ているから、肉バル店を出店しよう」といった拡大はしたくないと考えています。

–なぜ、そう思われるのでしょうか
理由の1つに「店の雰囲気を売りにしたい」という想いがあります。そもそもの店のコンセプトが「普段使いできるメキシコ大衆食堂」ですから、庶民の方に親しまれたいという考えが強くあります。

もちろん味に妥協はしたくないので、メキシコ研修なども積極に行っていますが、出店する際にあえて、「高架下」や「路地」など、コンセプトに沿った立地を狙っているのも、そのコンセプトから生まれています。
 

 

優秀な人とは、目の前のことに真剣に取り組める人のこと

–「こんな方が入社して欲しい」という人物像はありますか?
お客様をもてなすことに喜びを感じる人であって欲しいと思いますね。ご存知の通り、飲食業というのは大変忙しい仕事です。私自身、社員の面接やマネジメントもしながら、デベロッパーとの出店交渉もしますし、人が足りないときは現場に出て、調理指導やメニュー開発も行います。

なぜ、それを続けられるかというと、自分達がお勧めした料理で、お客様が喜んでくれると嬉しいからなんですね。そこを度外視して、給与などの条件だけを見て入社すると続かないと思います。

あとは、飲食店経営を学びたいという気持ちがある方は歓迎しています。調理経験がない方は即戦力にはならないかもしれませんが、その意欲は尊重したいです。

–では最後に学生に向けて、社会人になる上での心構えやアドバイスをいただけますか?
目の前のことに対して、誠心誠意、真剣に取り組むということは、業界業種を問わず、大切なことだと思います。それが出来る人こそが「優秀な人」なのだと思います。

飲食業界では、一生同じ会社で働くという方は少数で、大半の方は転職や独立が頭の片隅にあると思います。ただ、その気持ちが先行して、スキル磨きや知識・テクニックの習得に走るのは違うと思いますね。目の前のことに対して真剣に取り組む。それをないがしろにすることは、どんな仕事でもあってはならないことなのではないでしょうか。

この記事を書いた人

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katsuhiro inaba

インターン生/同志社大学グローバルコミュニケーション学部
2016年12月、長期インターンシップ生として、株式会社インデンに入社。飲食店の商品開発、キャンペーン企画と、会社の学生向け広報企画の設計を兼任。現在は、人事・採用ブランドマネジメント事業部で、クライアント企業の学生向けPRなどを行う。

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