TKP採用担当が語る「先を見る就活」 | Dekiroute[デキルート]
インタビュー

TKP採用担当が語る「先を見る就活」

今回は、会議室という分野にいち早く「シェアリングエコノミー」というコンセプトを取り入れたTKPさんにお話を聞いてきました。

貴社の事業内容や歴史についてお聞かせいただけますか。

当社は企業向けの空間シェアリングビジネスの先駆けとして2005年に創業しました。
弊社社長の河野が六本木の再開発エリアのとある取り壊しの決まったビルの1室を「もったいない」と、貸会議室として再生したことが始まりです。

元々貸会議室自体は世の中にあり、決して目新しいビジネスではありませんでしたが、それをインターネット黎明期に会議室をネットワーク化して集客化したことでニッチの分野に風穴をあけました。
現在もオフィスの省スペースが進んでいますが、企業は自社で会議室をもたなくても、TKPの会議室を利用していただければ、その機能を補うことができるようになりました。
また、遊休資産や低収益物件の有効活用を図りたい不動産オーナーと、低コストで効率的に会議室を利用したい企業や法人のお客様のニーズを結びつけて、
潜在的にあった貸会議室需要を掘り起こして新しい市場を創ったのだと思っています。

こうして貸会議室を軸にしてケータリングや宿泊など、会議に付随する周辺のサービスを拡げ、他社との差別化や高付加価値化に取り組んでいるところです。

大森さんがTKPに入社を決めたきっかけを教えてもらえますか。

最初は「TKP」という会社は知らなくて…。企業説明会に参加したのも、ちょうど別の説明会との空いている時間だったので、「参加してみるか」程度だったのを覚えています。しかし話を聞いてみると、会議室という商材を扱う独自のビジネスモデルや社長の経歴や人柄、経営層との距離の近さなどに惹かれ、なんて面白い会社なんだと、どんどん引き込まれました。

1:ビジネスモデルに面白さを感じたから。

商材が空間ということで、付加価値の付け方を工夫すれば、素材の良し悪し以上の価値をお客様に提案できると感じたからです。例えば、テスト期間と期間外の学校の図書館、有名ドラマや映画の撮影で使用した場所などが良い例です。ハードは同じものなのに、使う側のタイミングや価値の感じ方によって、購買意欲が変化する。この変化が面白くて興味を持ったのが第一です。

2:これから伸びる企業に感じたから。

また景気に合わせて柔軟に変化でき、安定していると感じたのも決め手の一つです。
自分を成長させたい、働きがいのある会社に就職したいなどという理由で「ベンチャー企業」を選ぶ学生は多いと思いますが、私は正直なところ、立ち上げてすぐのベンチャーで働く自信はありませんでした。なんだか、一人一人が戦士のように戦う事が求められる気がして、社会人経験のない自分には「未知すぎて怖かった」というのが正しい表現かもしれません。
TKPは当時、既に主軸の会議室事業という安定した基盤があったので安心感を持ってチャレンジできる気がしました。あと、ビジネスモデルに将来性を見出したというのもあります。事実、弊社は2017年に上場も果たすことも出来ましたし、貸会議室事業以外にもさらなる挑戦もどんどん進めている。その時の選択は間違いなかったと感じていますね。

3:就活の軸に合致したから。

「嫌な思いをしている人を減らしたい。」という軸で企業選びをしていた就活時代、
TKPは私の望みが叶えられる企業だと思いました。

事業内容としては、会議やイベントの準備が煩雑で本来の目的達成に向けて最大限注力出来ない環境に面倒さを感じるお客様に対して、1人でも救えるビジネスだと思い、やりがいを感じました。
社内環境としては、新しい企業であるがゆえに、会社のルールが俗人的になっていたり、業務の忙しさから従業員の心理的安全性が保ち辛かったり、成長痛のようなウィークポイントがあることに気づきました。
こんなに成長している優良企業・社員も優秀な人が多いのに、もったいない。
社内でもしも嫌な思いをしている社員が1人でもいたら、その人を助けたい。

上記の点などから自分の軸と合致し、自分自身で同じ力をかけるなら影響が大きい環境がいいと思い、この会社に入社を決めました。

個人として、今後の目標をお聞かせいただけますか。

◆経営層と社員の間を円滑に繋ぐ、コミュニケーションエンジンになる!

◆社員が職場に来るのが楽しいと思える環境を創っていく!

社員全員に「働く環境として満点」と言ってもらえる会社にするために改善できることはまだ多くあります。私も入社以来、「社員が働いていることに誇りを持てる会社にしたい」と常々思ってきました。

そしてまさに「今」、新しい取り組みに着手する土台が、やっと整いました。
休日日数を増やしたり、残業時間を減らすのは当然ですが、社員が「職場に来るのが楽しい」と思うレベルにまで引き上げていきたいです。

会社を「もう一度創りあげていく」という志に共感してくれる学生を募集しています。自身のアイデアを発信し、周囲を巻き込んで、プロジェクトを進めていく環境はあります。この環境を活かして一緒に、何か新しいことに取り組んでいきたい!そう思ってくれる方に来てほしいですね。

最後に学生さんへメッセージをお願いします。

よく「学生のうちにやっておいたほうがいいことは何ですか」とご質問頂きます。

個人的には、自分のアイデアを相手に伝えることを意識してみると良いかと思います。
アイデアを志半ばで終わらせてしまう経験がある方もいらっしゃるかと思います。
せっかく良い発想が浮かんでも、多くの人を巻き込んで実際に実現していくには、様々な価値観を持つ他人にも理解・協力してもらう必要があります。
頭で思い浮かんだものの動けない人と、行動にまで落とし込める方は、実際に社会人になっても成長スピードがまるで違います。例えばプレゼン資料や事業計画書を作り、誰かに説明してみるとか…。
自分でまとめた後に、相手の心を動かすには何が必要か。一ひねりできるスキルや経験をしておくと良いと思います。

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