京大の院生女子がハイパーバズ!新人ライターが3000はてブをゲットする文章術とは?/天狼院書店 京都店長 三宅香帆 | Dekiroute[デキルート]
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京大の院生女子がハイパーバズ!新人ライターが3000はてブをゲットする文章術とは?/天狼院書店 京都店長 三宅香帆

京大の院生女子がハイパーバズ!新人ライターが3000はてブをゲットする文章術とは?/天狼院書店 京都店長 三宅香帆

こんにちは。ライターのMizoです。

文章とかライティングって難しいですね。6月からこのブログで記事を書き始めましたが、まだまだ慣れません。僕も早く拡散される記事を書きたいなー!

そんなことを考えていた所、先日はてなブックマークのトップで、こんな記事を見つけました。
 
京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫

知らない本が多かったんですが、どれも面白そうに書かれていて、アマゾンで何冊かポチっちゃいました。
ちなみに、はてなブックマークのトップに掲載されると1日で数万のアクセスを集めると言われており、Facebookのイイねも3000以上集めていました。

どうやらライターは京大の院生のようですが、こんなバズる(拡散・シェアされる)文章の書き手が同じ大学ですぐ側にいたとは驚きです!もうこれは読まれる文章のコツを聞きに行くしかない!

そこでこの記事を書いた、京都大学の大学院生でありながら、天狼院書店京都店長を務める三宅香帆さんに、バズる文章についてじっくりお話を聞いてみました。

三宅 香帆 三宅 香帆 さん
 
京都大学大学院人間・環境学研究科 修士一回生 国文学専攻 
 
天狼院書店 京都店長
 
Twitter:@m3_myk
 
 

 
天狼院書店とは…今マスメディアでも話題の「次世代型書店」。「READING LIFE=本+その先にある体験」を提供する。ファナティック読書会や部活、ゼミなどの人気の「体験(EXPERIENCE)」が多数ある。
 
 
 

女子大生、ライティングと出会う

女子大生、ライティングと出会う/三宅 香帆
 
― 本日はよろしくお願いします!早速ですが、三宅さんは何がきっかけで天狼院書店でライティングを始めたんですか?

Facebookで天狼院のウェブの記事を見つけたことがきっかけです。偶然タイムラインに流れてきて面白そうだったので、そこから読者になりました。その後、就活で東京に行った時に池袋の天狼院書店に行ってみた時、実際に店主さんに会えて、お気に入りの記事を書いたスタッフさんとも話が盛り上がって。そこで、「そんなに文章が好きなら、君も書いてみなよ!」とオファーを頂き、ライターとしての活動が始まりました。

 
― 学生ライターからスタートして、なぜ店長になったんでしょうか。

店長になるきっかけは、『女子大生三宅香帆、「京都天狼院」店長に就任しました。《三宅のはんなり妄想記》』というウェブの記事を書いたことです。

もし天狼院書店が京都にあって自分が店長だったら、平安時代にタイムスリップして、紫式部に本を売って現代にもどるっていう内容なんですけど、店主に気に入ってもらえてシリーズ化することになったので、「もしも私が店長だったら」って妄想でその後も記事を書いていました。

しばらくたって4回の秋に、店主に就活を辞めて大学院に行くことが決まったって報告したんですが、
「本当に京都にも天狼院を作ることになったから!記事も書いてたんだし、店長よろしく!」
って言われて、あっさり決まっちゃいました(笑)。
 
 
 

【ライティングのコツ1】とにかく‘あざとい’ライターになる!

はてなブックマーク週間ランキング
※画像は2016年06月27日~07月03日のはてなブックマーク週間ランキング1位になり、1600はてブを獲得した時のもの
 
― では本題なんですが、バズる記事の書き方を教えて下さい!はてなブックマークのトップページに掲載される文章には、何か秘密があるんですか!?

私もライターを始めたばかりで、偉そうなことは言えないんですが、「人に読んでもらう意識」が大事なのかなと思います。天狼院でライターを始めてから、しっかり向き合おうと思いました。

夏休みの宿題で書く読書感想文って、自分の想いをつらつらと書いて字数を埋めるだけじゃないですか。先生にどう思われたって構わないし、自分だって特に気にしていない。

だけど個人のブログじゃなくて会社でライターをする上では、やっぱり皆に自分の書いた記事を読んでもらって、会社の知名度を上げるっていう目標があるわけです。だから記事を読んでもらうために、どれだけ‘あざとく’なれるかが勝負なんだと思ってます。

 
― ‘あざとく’とは具体的にどういうことでしょうか?

最近アイドルにはまって、AKBやSKEを見ながら、「何でこの子が人気出るんだろう?」って考えたんですよ。そこで出た結論が、やっぱり彼女たちは‘あざとい’んです!

ブログで炎上するようなこと書いたり、バラエティでキャラ付けしたり、総選挙のスピーチでちょっと違うことを言ったりする子もいるんですが、売れてる子は皆そうやって、「私を見て!覚えて!会いに来て!」って工夫を最大限にしてるんだなって思いました。
 
 
― つまり誰かに選ばれるためには、あるがまま過ぎてもダメで、貪欲に選ばれる努力をする必要があるんですね。

もちろん自然体でやってるメンバーの方が信頼できる気もするし、その中に凄く可愛い子もいると思います。だけどそんなメンバーって意外と記憶には残りにくくて、逆に人気があって目立つ子はやっぱり‘あざとい’人が多いんですよ。

だからアイドルも文章も同じように、「何かを発信して人に影響したい」、「こうして欲しい」っていう目標がある時には、‘あざとさ’って大事だなって思いました。
 
 
― ウェブの世界に無限にある記事の中から、自分の文章を選んでもらうため、できる限りの努力をするということですね!三宅さんは実際のライティングでは、どんな‘あざとさ’を出しているんでしょう?

そうですね。今回バズった、『京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫』という記事で言うと、まずはタイトルにこだわりました。

大学の看板で記事を書いてるみたいで「京大院生」とか普段は付けたくないんですけど、今回はしっかりバズらせようと思って付けました。京大でも留年生でもギャルでも何でもいいんで書き手の属性を明確にするって大事です。

私の場合は、「京大院生」を付けるだけで同じ京大の人が読んでくれる確率がぐっと上がります。それに違う立場の人からしても、京大で院生なんてちょっと尖った思想で、何だかすごい本を教えてくれそうじゃないですか。

あとは少し大げさですけど、「読んだら人生狂っちゃう」くらいに言うとか。「読まないと人生損をする」よりも、ちょっと読みたくなりません?
ツッコミ所を用意する感じで、タイトルは30%増しで大げさに言うくらいがちょうどいいと思います。

 
― なるほど!‘あざとい’タイトルを付けるんですね!では記事の中身に関してはどうでしょうか?

紹介する本のセレクトでは、ベタに走らないことを心がけました。日本三大奇書の『ドグラ・マグラ』も『虚無への供物』も外すし、カフカの『変身』も絶対に入れないぞ!って(笑)。

誰でも言えちゃう本は勧めたくないし、長すぎて読んでもらえなさそうな本も入れませんでした。やっぱり読者に知らない本と出会って、読んでもらうことがゴールなので。本当に趣味に走るなら、中身はもっと変わってきますね。自分は誰にどうして欲しくて記事を書いてるのかを、常に忘れないようにしています。
 
あとはこういう書評系の記事だと、自分しか知らない本のことを紹介するか、自分にしか書けない書評を書くことが大事ですね。
 
 
 

【ライティングのコツ2】自分の「好き」と、世間の「興味」の最大公約数を文章にする!

自分の「好き」と、世間の「興味」の最大公約数を文章にする!/三宅香帆
 
― ではライター初心者が記事のテーマを考えるときにオススメの方法はありますか?

自分の「好き」と、世間の「興味」の最大公約数を文章にすることでしょうか。要は自分がめっちゃ好きなことと、世間が興味ありそうなことの接点で、記事のテーマを決めるといいと思います。
 
 
― 好きなものについて語りながら、客観性を保つって難しいですね。図にすると、こういう感じでしょうか。

客観性を保つ

まさにそれです!本の紹介記事も世間に合わせるなら、『ドグラ・マグラ』とか『変身』を選べばいいんだろうけど、でも自分が押したい本じゃないと熱量持って書けないんで、その中で皆が興味を持ってくれそうな本を探しました。

 
― 自分の「好き」と世間の「興味」の接点の見分け方って何でしょう。これは接点だけど、こっちは接点じゃないっていう基準って難しいです。

そこを書きながら試行錯誤するしかないのかな。自分がめっちゃ好きなことの中で、世間がチョットくらい好きそうなものが何か考え続けるしかないと思います。

やっぱり自分の「好き」から出発しないとダメで、例えば教育とかだと私は全然わかんないし、刺さる文章は絶対書けない。きっと私が書いてもまとめサイトを要約したものにしかならないだろうし、自分が面白いと思ってないならペンも進まないんです。

しっかり自分の「好き」なものの領域を作って、実際に書いて世間の反応を見ながら、上手く線引きしていくしかないんじゃないかな。
 
 
 

【ライティングのコツ3】批評にビビリすぎて、自意識過剰にならない!

批評にビビリすぎて、自意識過剰にならない!/三宅香帆
 
― 実際に記事を投稿する時は怖くないですか?それこそ世間の興味という批評にさらされるわけですが。

記事への批判はそんなに気にする必要ないですよ!
記事って自分の分身みたいで批判されると辛いけど、批判してくる人のこと考えたらいいもの書けないです。たぶん言ってる人もそんなに考えてないし(笑)。
 
 
― 本当ですか?僕なんか自分の書いた記事が、裏で面白くないとか言われてないかいつも不安です。三宅さんは自分の文章を批判されたことってあるんですか?

前に自分をさらけ出した記事を書いた時に、友達はめっちゃ良いって言ってくれてFacebookでイイねも結構もらった一方で、ある人にはボロクソに言われたんですよ。

「論理がめちゃくちゃ」「これ書いてみんな面白いの?」とか。

その時は結構悲しかったんですけど、しばらくしてその人にその話を蒸し返したら「そんなことあったっけ?」って忘れちゃってるんですよ!他人って、ほんと無責任ですよね(笑)!
 
だから学生って基本的に自意識過剰なんだけど、実際はどう見られるかをうじうじ考えても意味ないなって思います。
その分、目の前の読者に伝えたいことをどう伝えるかを考えることに時間を使うべきかな。
 
 
― 確かに気にしすぎても仕方がないですね。でも中にはきちんとした批評もあると思うんですよ。まさに正論で、言い返せないような……。

もちろんあります!数えきれないです(笑)。

これで完璧だと思って投稿した記事でも、見返すと微妙なテーマのセレクトだったり言葉の選び方だったなって、後悔することはありますよ。そしたら案の定、もっともな批評が帰ってくることも……。
 
 
― めちゃくちゃわかります!実は僕も記事を投稿した後に、納得いかなくて何度か文章を編集し直したこともあるんですが、本当は完璧な状態で投稿しないとダメですよね。

後で見直すと完璧じゃないことって多いですよね。私もそんな記事の数を減らしていくことが、当面の課題です。何だか偉そうなこと言っちゃったんですけど、自分自身まだまだなので、これからも頑張ります! 
 
 
― 僕も今日のインタビューを参考にして、いい記事を書けるように頑張ります!今日はどうもありがとうございました!
 
 
 

インタビューを終えて

 
今回お話を伺った中で一番強く印象に残ったのは、自分の興味があるトピックから記事のテーマを膨らませる重要性でした。

世間にウケそうなものを無理して書くよりも、自分の好きなもので世間が興味ありそうなものを書く。そのためにも自分自身の好きなものの、「広さ」と「深さ」を伸ばしていきたいですね。

Dekiroute[デキルート]の今後の記事の書き方にも応用できる、ありがたいインタビューでした。

三宅さん、本当にありがとうございました!
 
 
 

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この記事を書いた人

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katsuhito mizobuchi

インターン生/2015年12月入社/京都大学総合人間学部

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