仕事に学歴は関係ない。Fラン卒が語る、低学歴の生きる道 | Dekiroute[デキルート]
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仕事に学歴は関係ない。Fラン卒が語る、低学歴の生きる道

仕事に学歴は関係ない。Fラン卒が語る、低学歴の生きる道
 
こんにちわ。エンジェルゆうこです。
突然ですが、私は所謂【Fラン大学】卒業の、無学歴人間です。
本日は、こんな無学歴人間が社会に出てみて思うことをこの場を借りて皆さんにお伝えしたいと思います。高学歴のみなさんはこの記事をそっと閉じて、私の同期タバシの【学歴だけでは生き残れない。 高学歴ほど気をつけたい5つのポイント】を読んでくださいませ。こちらも非常に良記事です。
 
 
 

私の母校

 
冒頭でも触れましたが、私は所謂【Fラン大学】を卒業した社会人1年目です。
卒業したのは、滋賀にある芸術系の『成安造形大学(せいあんぞうけいだいがく)』という4年制大学。山に囲まれたのどかな大地と整った設備の中で、デザインや油絵、日本画、ファッションや空間デザインなど、芸術が学べる大学です。
この『成安造形大学』、芸術を志す学生や、関西の芸術系大学としてはそれなりの知名度がありますが、一般に浸透している大学かと言うと、してません。

この母校が明確に【Fラン】かはわかりませんが、一般人からすれば知名度はゼロに近いです。そして一般人には【名前の知らない大学=Fラン】と認識されますので、今回は母校を【Fラン】としました。
先に述べておきますが、私はこの大学に入学したことをすこしも後悔していませんし、誇りに思っています。
 
 
 

Fランの就職活動

 
Fランの就職活動
 
先に述べた通り、私は母校について後悔もなく誇りに思っていますが、やはり学歴の差を感じることはあります。一番の壁は、就職活動です。もちろん、私も人並みに就職活動をしました。
大学内にいる時は「うちの大学はあまり知られてない大学なんだ」くらいに考えていて、な〜〜んにも危機感を感じたことはありませんでした。だって自分の周りにいるのも同じ大学の生徒ですから。井の中の蛙です。
しかし一歩社会に出てみて、社会の風当たりの強さを知ることになりました。

例えば、面接官には何度も大学の名前を聞き間違えられました。
「もう一回言って?」とか、「ケイアン造形ね。」とか。
これがもし京都大学だったら、「君はキョーダイなんだね!」とお目目キラキラになっていたでしょう。でも私の大学は京大ではありませんし、聞いたことのない大学名なんだから、しょうがないと割り切っていました。

ある面接官には「なんでそんな大学に行ったの?」と言われました。
同じ造形大学でも、もっと有名なところがあるじゃない。と。大人は悪気なく言ってきます。私は表情を隠せず、きっと苦虫を噛み潰したような顔になっていたと思います。

誤解を恐れずに言いますが、やはり就職活動に、学歴フィルターは存在します。
でも私はそれを理解していますし、これから就職活動をする皆さんも知っておくべきだと思っています。
 
 
 

学歴フィルターをかける理由

 
ではなぜ企業は選考の際、学歴フィルターをかけるのでしょうか。
理由は簡単で、【企業側】は
 
「お金と手間をできるだけ掛けずに優秀な人材を獲得したい」と考えているから。
 
手間がかかればかかるほど人件費もバカにならない訳ですから、どうせ学生と会うなら打率を高めたいのは当然です。だから学生に会う前に「テスト」と「エントリーシート」で足切りします。

では何故学歴(テスト・エントリーシート)で区別するかと言うと、勉強がデキる群の方が勉強デキない群よりも、優秀な人材がいる「確率が高かった」というだけの話です。企業側としても、お金と時間をかけて採用活動をしている以上、こればっかりはしょうがないですよね。

そうは言っても、実際に就職活動をしていると「学歴のせいで一歩も二歩も出遅れている」と悔しい思いをすることがあるでしょう。けれど残念ながら、就職活動において学歴の差を埋めることはできません。
 
 
 

ビジネスの世界で【Fラン卒】は関係ない

 
では、働きながらも【Fラン卒】の十字架を背負い続けるのでしょうか?

答えは、NOです。
一度就職してしまえば、学歴なんて全く関係ありません。私が最後に大学名を名乗ったのは、入社後の自己紹介です。「成安造形大学卒、エンジェルゆうこです。」このたった一言。きっと誰の記憶にも残ってないことと思います。
社員にとっては、「どこの大学を出身してようが関係無い」というのが本音です。

ですので、「この人の出身大学はFランだから仕事もできないはずだ!」というおかしな偏見で仕事が来ない、なんてことは絶対にありません。

就職活動中はスタートラインで大きな差がつくこともあるかも知れませんが、一度就職してしまえばスタートラインは全く一緒です。Fラン卒業であろうが、京都大学卒業であろうが東京大学卒業であろうが、横一列にズラっと並んでヨーイドンです。スタートダッシュが速いか遅いかなんていうものにさえ、学歴は全く関係ありません。

ビジネスの場というものはどこまでも公平です。

評価する点はたった一つで、任せた仕事に対してどこまで貢献できたか。就職活動中とは違って、学歴加点も、学歴減点もありません。頭の良さは全く無関係です。
期待値に対して、下回ればもっと簡単な仕事が回って来ますし、期待を上回ればもっとやりがいのある大きな仕事が回って来る。ただそれだけ。仕事のデキるビジネスパーソンになるためには、常に後者であり続けること。小さなステップアップを繰り返し・期待を上回り続ける人が、5年後例えば指導者側にいるんだと私は思います。

私たちFランも腹を据えて堂々と戦うことさえすれば、十分に勝ち目はあります。

腹を据えるとはどういうことかというと、同じ土俵で戦う覚悟をする、ということです。つまり、いつまで経っても「私はバカだから」と自分を卑下する人間に勝ち目はないです。
私も以前は「バカだから分からない」「あの人は頭がいいから」という言い訳していました。けれどのその手の言い訳って、本当に本当に無意味です。

せっかく「ビジネス」という公平なルールのもとで戦っているのに、「私は戦えません!」と言って逃げ出しているのと一緒です。偏差値では敵わない相手が、ビジネスの世界ではライバルになるんですから、戦わない理由はないはずです。
 
 
 

ビジネスの世界で生き抜くためにできること

 
もう一つ私からアドバイスをするとすれば、【自分の勝てるところ、できることで戦う】ということ。

これは、不得意な分野の補完をするのではなく、自分の得意分野を伸ばすということです。例えば「人前で話すのは得意」という強みを伸ばすことは、歓迎されるでしょう。逆に、「やったことも学んだこともないけれど、1から勉強してマーケティングがしたい!」というのは歓迎されないことの方が多いです。

なぜなら、
苦手な分野を勉強する1ヶ月も、すでにあるスキルで成果を出す1ヶ月も、等しくあなたに支払う給料は発生するからです。
もし業務外でコツコツ勉強するなら話は別ですが、会社としては、「会社の利益」を生み出すために業務時間を使って欲しいというのが当然本音です。

《入社して配属された先が全然希望と違う部署だった》《営業はやりたくないのに営業になった》など、入社後に悩むことがあるかもしれません。これも【企業側から見て】みると、「この分野ならきっとあなたが活躍できるはず、貢献してくれるはずだ」と判断した、ということです。

まずはできることから会社に貢献する、という貢献意識を持ち続けることです。
 
ビジネスの世界で生き抜くためにできること

まとめ

 
いかがでしたでしょうか。Fラン卒、新入社員4ヶ月目のエンジェルゆうこが、この数ヶ月で感じた、事実をお伝えしました。
この記事を読んで、【Fラン】と呼ばれる皆さんに、絶望ではなく希望が生まれればいいなと思っております。

ではまとめ、
【社会に出たら学歴なんて関係なし!堂々と生きていこうぜ!】

いいこと言うなぁ。
以上です。

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